千葉県香取市佐原にあります「小堀屋本店(こぼりやほんてん)」を紹介します。創業は天明二年(1782年)の日本そばの老舗です。江戸時代から続く長い歴史の中で創業から伝わる昆布を使った黒い蕎麦が有名なお店です。
外観・場所・アクセス
場所は佐原駅から徒歩12分です。前回紹介したかき氷が人気の甘味処「いなえさん」より忠敬橋よりの道沿いにあります。
【いなえ@佐原】北総の小江戸・水郷の町「佐原」で人気の甘味処のかき氷 - 御成門プログラマーのグルメ記録
歴史感じる古民家な建物です。明治33年建築のこの建物は県有形文化財になっているとのこと。
店内が狭いため10名前後しか入れません。中は4人入れそうなテーブル3席、2人入れそうなテーブル2席、全て靴を脱ぐお座敷でした。相席はなしなので5組しか入れません。
お店のキャパが大きくないので、並び始めると回転は良くなさそうです。また、蕎麦が終了次第、早期店じまいなので確実に食べたかったら早めに行くのをおすすめします。自分は開店20分前に並んで一番手でした。開店時は3組が並び、その後すぐに満員になりました。
なお店内はお食事以外は撮影禁止です。店内に料理は撮影大丈夫という張り紙があるのですが、その張り紙が撮れない。
メニュー
メニューもお店の中のは撮れなかったので外にあったのを。3連休だったので2品のみの提供。
- 黒切りそば
- 黒天もり
黒いそばは温かくすると製法上煙臭くなるとのことで冷たい蕎麦のみの提供。大盛りの提供もなし。普段は黒くない更科そばのメニューもあるみたいです。
今回は黒切りそばに天ぷらの付いた黒天もりを注文。
黒天もり
漆黒に黒い蕎麦のざると天ぷらのワンプレート弁当箱みたいです。この黒さ想像以上です!!
黒い蕎麦はイカスミではなく、日高昆布を使用しているとのこと。昆布でこんなに黒くできるんですね!!
まずは何も着けずにそのまま食べる。これが昆布の香りなのかな?確かに蕎麦の奥に燻製のような良い香りがします!!食感は硬めでのど越しよりも歯応えを楽しめるタイプでした。
黒くて濃いつけ汁。これをつけると昆布の変わり蕎麦の香りはわからなくなり、普通の蕎麦の味だけになります。蕎麦としても美味しいのですが、たまに昆布の味が恋しくなりそのまま食べるのを交互に試してました。
天ぷらはカボチャ、れんこん、ナス、海老の4品。開店一番目に入りましたが、サクサク感はあまり感じられなかったです。揚げたてだったのだろうか?ただ海老も大きくて味は美味しかったです!!
最後はそば湯でほっこり締める。
世にも珍しい名物の黒切り蕎麦を頂きました。佐原でしか食べられない人気蕎麦を是非食べてみて下さい!!美味しかったです。ごちそうさまでした。
食べログ情報
小堀屋本店と言いますが、「小堀屋 別館」は今はない?ような気がします。
小堀屋本店
0478-52-4128
千葉県香取市佐原イ505