滋賀県大津市の観光名所になっている神社「近江神宮」。百人一首の聖地として漫画「ちはやふる」の舞台で描かれさらに有名となった神社ですが、その境内にある蕎麦店「近江神宮 善庵(おうみじんぐう ぜんあん)」を紹介します。
外観・場所・アクセス
場所は近江神宮境内の一角にあるので近江神宮を目指せばたどり着くことができます。近江神宮前駅から徒歩10分、大津京駅から徒歩13分ほどの距離です。
鳥居や階段があるところの近くにお店はあります。
内観
座席はテーブルの座席が2セット、お座敷が3セットあります。和風の神社の蕎麦らしい雰囲気となっています。
メニュー
こちらがお品書きです。基本メニューは蕎麦でセットで何か付ける形式になります。そのため、お蕎麦がなくなるとお店も閉まってしまうので注意です。
- 宮そば十割(祝蕎麦)
- 一口天ぷら
- そばがきぜんざい
- そばがきぜんざい(小) ※蕎麦とセット注文のみ
- そばがき ※蕎麦とセット注文のみ
- 善庵特製手作り「そばせんべい」
今回はほぼフルコースで「宮そば十割(祝蕎麦) 」、「一口天ぷら」、「そばがきぜんざい(小)」を注文します。
宮そば十割(祝蕎麦) 椀盛り・そばせんべい・そば湯
まずはメインのお蕎麦から紹介します。
まず蕎麦の前にこれ食べて待っててくださいと出てきた「そばせんべい」です。蕎麦を揚げたものかな?カリっとした食感でそばの香りがほのかにします。これが地味に美味しかったです。
さて蕎麦の紹介をしていきます。そば粉は福島県会津産の六分挽きで、そのそば粉と水しか使っていない十割蕎麦とのことです。
六分挽きは蕎麦の中心から4割の部分しか使用していないということらしいです。そのため、蕎麦が通常の蕎麦色と違い、白に近い色をしています。白い蕎麦と赤いお椀から演技の紅白→祝い蕎麦とも言われるようです。
さて善庵さんの蕎麦ですが、お店おすすめの食べ方で食べていこうと思います。
- 麺をそのまま
- 麺に塩だけ付けて
- そばつゆで
- 最後にそば湯を楽しむ
まずは何もつけずに頂きました。食感はつるつるで濃い蕎麦の香りが鼻を抜けますね!!普通の蕎麦にあるザラザラ、ゴワゴワした食感が一切ないです。
塩(モンゴルの岩塩)につけて食べると、塩の塩味で蕎麦本来の甘さが引き立ちます。そばつゆは化学調味料を用いず、京の一番だしベースの利尻昆布と血合い抜き特上花鰹を使っているとのこと。そばつゆはだしの旨みをとても感じることができ、あっさりだけど満足感あるタイプです!!
最後にそば湯をいただきます。こちらのそば湯は麺を茹でた後に火を止めて鍋の底に沈殿した層のもののため、とにかくとろみがありました。こんなにトロトロの蕎麦湯を初めて飲みました。そば湯まで美味しかったです。
一口天ぷら
天ぷらはそば粉で揚げた一口サイズとなっています。日によって変わるみたいですが、その日は下記のようなラインナップだったと思います。
- みょうが
- 万願寺とうがらし
- 葱
- 海老
- カボチャ
- パプリカ
- 茄子
- エリンギ
- 大葉
天ぷら粉で揚げるのとはまた違ったサクっと食感です。そして一口サイズだからかしつこさも感じずさまざまな種類の天ぷらを楽しめたのが良かったです。
そばがきぜんざい(小)
〆のデザートはそば粉と水で作ったそばがきのぜんざいです。この白い餅の代わりがそばがきですね。温かいもたりますが、冷やしを選んだので氷も一緒に入ってます。
そばがきですが、蕎麦や餅とは違ってとてもやわらかくてとける食感です。すいとんをさらにやわらかくした感覚ですかね。蕎麦の香りもして新しい感覚ですね。美味しい!!冷たくて甘いあずきも暑い日に最高でした!!
どれも美味しくて総合的にも大満足でした!!ごちそうさまです。
蕎麦の品切れによる閉店が早いので前日までの予約推奨とのこと
前述のとおり、蕎麦は十割蕎麦となっていて毎日少数しか作れないそうです。当日予約せずに来店する人の分はほとんど用意していないため、当日来ても入れないことが多いそうです。そのため、前日までに予約した方がいいとのことです。ちなみにその日は私はラッキーで予約せずに入れましたが、お昼12:00すぎぐらいには品切れとなっていました。
近江神宮善庵 公式ページ
http://www.eonet.ne.jp/~poemu/index.html
食べログ情報
近江神宮 善庵
077-521-1207
滋賀県大津市神宮町1-1 近江神宮境